次のAIブームは・・・

AI

AI(人工知能)は、コンピューターが人間のように考えたり学んだりする技術のことです。これまで、AIの開発は何度も盛り上がったり静かになったりする波がありました。それぞれの「AIブーム」について簡単に説明します。

1. 第一次AIブーム(1950年代~1960年代)

この頃、AI研究の始まりです。研究者たちは、コンピューターがパズルを解いたり、簡単な会話を理解できるようにしようとしていました。例えば、チェスをするプログラムが作られたり、AIが人間のように会話する実験も行われました。ただし、当時のコンピューターは能力が限られていたため、複雑なことができず、期待ほどの成果が出ませんでした。このためブームは終わり、研究は一時停滞します。

2. 第二次AIブーム(1980年代)

この時期には「エキスパートシステム」というAIが注目を集めました。これは、専門家が持っている知識をAIに教え込んで、特定の分野(医療や法律など)でアドバイスをするシステムです。最初はうまくいって大きな期待がありましたが、知識を追加するのが難しかったり、予想以上に効果が限定的だったりして、再び期待が下がり、ブームは終わりました。

3. 第三次AIブーム(2010年代)

現在も続いているブームです。今のAIは「ディープラーニング」という技術を使っています。これにより、AIは大量のデータを使って自ら学習できるようになり、顔認識や自動運転、自然な会話ができるアシスタントなど、多くの実用的な技術が登場しました。このブームは、コンピューターの性能向上やインターネットによるデータの大量利用が後押ししています。

4. 第四次AIブーム(未来:2040年代?)

次のブームはまだ予測ですが、AIがさらに進化すると考えられています。たとえば、AIが人間のように物事を深く理解し、もっと自由にアイデアを生み出すようになるかもしれません。現時点では、AIは特定のタスクに特化していますが、今後はもっと汎用的で賢くなるAIが登場するかもしれません。


このようにAIブームは約30年毎に訪れています。
しかし、第三次AIブームは2010年代の画像と強化学習、2020年代の言語とマルチモダリティ?、というように絶えることなくブームが続いています。しかも、今後も継続的にAIモデルのアップデートは行われそうです!
AIによってAI研究が加速している面もあり、ひょっとすると2030年代に汎用人工知能(AGI)が登場するかもしれませんね!
ソフト面だけでなく、ハード面であるロボット分野の盛り上がりも気になるところです!

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